ロールペンケースというものに憧れを持ったことはありますか?
ロールペンケースというものの、存在自体を知らないという方もいるかもしれませんね。ロールペンケースというのは文字通り、ペンを丸く包んで収納するようなペンケースのことです。
私はこのペンケースを高校の時にプレゼントしてもらいました。そのときロールペンケースというものをはじめて手にしたのですが、大人な雰囲気がしてとてもかっこいいと思いました。
ということで今回は、ステッドラーというドイツのメーカーのロールペンケースを紹介しようと思います。
外観
色はキャメル
ステッドラーのロールペンケースはブラック・ネイビー・キャメルと色が展開されています。
一時期限定色として「ワインレッド」も販売されていました。ワインレッドというだけあった深みのある、落ち着いた赤色で大人な雰囲気でした。
今でも取り扱っているお店をまれに見かけますので、見つけた際は是非購入することをお勧めします。
うち私はキャメルをプレゼントしてもらいました。これらは「本革!!」という感じの色合いでした。もらった当初は革の匂いもしていました。靴屋さんのイメージです。
しっかりと厚みのある牛革
使われている革は、しっかりと厚みのある牛革が使用されています。
こういったある程度お手頃な値段で売られているロールペンケースは、まれに薄っぺらく質の悪いような革が使用されていることがあります。
このロールペンケースの牛革は厚みがあり、こしのある質感で、耐久性も心配なさそうです。本革であれば長く使っていきたいものですが、このペンケースはまさに何十年と使えるような素材が使われています。
金属素材が使用されていない
よく見てみるとこのペンケースには金属が使われていないことに気づきます。
ひもの部分も本体と同じ素材の牛革と、縫製用の糸のみが使用されています。ネットショッピングなどを見てもらえるとよくわかるのですが、値段によらずたいていのロールペンケースは金属が使われています。
金属を使っていると、ひょんなタイミングで金属の周りの革が破れてしまったりだとか、金属部分に錆ができてしまって革に色移りしてしまったりだとかそういうのが気になってしまいます。
こういったところにステッドラーさんのこだわりを感じますね。
ポケット
ペンを入れるポケット
中の方はシンプルなつくりになっています。
ペンを入れるポケットは3箇所あり、十分な収納力があります。使い始めのうちは革が堅く感じられるかもしれませんが、直に伸びてきまして、普段入れているペンの容量にフィットするようになります。
私はあまりペンを入れないのであまり伸びていませんが、結構ペンや事務小物をつめこむ友人の方はだいぶ伸びている状態でした。
なので多めに入れたいと思っている方は、最初は少なめに入れて置いて革がなじんできたら徐々に増やしていくようにすると良いと思います。
革ののび方は人それぞれ違います。使っていくうちに自分だけのペンケースに育っていく感じもまたいいですよね。
うち1つは幅広めのつくり
ペンを入れるポケットのうち1つは幅が広めになっていますので、大ぶりの万年筆やスティックタイプのはさみなども収めることが出来ます。
実際私は太めの万年筆をこのポケットに入れています。
太いペンを小さいポケットに入れて、細いペンを大きいポケットに入れるのでも良いのですが、それだと細いペン同士がこすれあって傷が付く可能性があるので、そのさいは注意してください。
小物用のサイドポケットもついている
そして注目したいのが、右端のポケットです。このポケットは定規や消しゴムといった事務小物が収納できるようになっています。
私は消しゴムや定規をあまり普段持ち歩かないので使用頻度は少なめですが、ロールペンケースの多くはペンの収納ポケットはあるものの、消しゴムを入れられるようなポケットはつくられていないため、消しゴムなどの小物もロールペンケースに収めたい方は必見です。
小物用のポケットがついているロールペンケースってあまりないですよね。
ここの幅は狭めになっているので、修正テープなんかは入るものと入らないものがあります。修正テープを入れたい方はうまく調節したり、スリムタイプを使うなどして工夫してみてください。
実際に入れてみた感じ
実際に入れてみた感じです。
ペンは計5本入れています。一番左のポケットにはパイロットのグランセを入れていますが、このサイズのペンであれば小さいポケットに3本、頑張れば4本入ります。大きいポケットには4本、頑張って5本入れられます。
しかし私はそこまでペンを持ち歩かないので、だいたいこの位の量を入れています。
大きめのポケットには軸が太めの万年筆を入れています。小さいポケットに入れるのでも良かったのですが、大きいポケットに入れた方がペンケースを巻くときに綺麗に巻くことが出来たので、こちらのポケットに入れるようにしています。
PILOT グランセ 万年筆・シャープペンシル
同じシリーズの万年筆とシャープペンを入れています。本当は色もそろえてボールペン・シャープペン・水性ペン・万年筆とそろえてみたかったのですが、すでに廃番になってしまったのでかないませんでした。
細身の軸が好きなので、このペンはとても使いやすいです。
こちらは記事にしましたので、興味のある方は是非読んでみてください。
PILOT ジュースアップ
同じくパイロットから、ジュースアップです。
こちらはゲルインキペンで、とても書きやすかったため愛用しています。
1本200円とお手頃な値段で、入手しやすく、カラーバリエーションも豊富なので色々な色の替え芯を楽しむことが出来ます。元々ブラウンのリフィルが入ってたのですが、今は、使い切ったためブラックのリフィルを入れています。
PILOT プレら色彩逢い カリグラフィーニブ
これまたパイロットから、プレラという万年筆の透明軸バーション、「色彩逢い(いろあい)」というシリーズの万年筆です。
この万年筆の面白いところが、カリグラフィーの形状をしたペン先を選べるとこなんです。幅は短めですが、カリグラフィーのように縦線は太く、横線は細い筆記線を書くことが出来ます。
一般的なノートの罫線では、この万年筆は太く感じるかもしれません。お店などで実際に試し書きをしてみてください。
SAILOR プロフェッショナルギア
最後にセーラーのプロフェッショナルギアです。
万年筆が多めであることに気づいたと思います。というのもシャープペンはテストや試験の時以外あまり使わないので、1本しかいれていません。
ボールペンも黒が1本有ればいいかな、くらいにしか思ってないのでジュースアップの1本だけにしています。
万年筆は書き心地がとても良く、万年筆によって若干書き味が違ったり、入れているインクの種類が違ったりと楽しみがあるため、複数本入れていることが多いです。
勉強する課目ごとに万年筆を変えることでメリハリをつけることもできます。
こちらも記事にしていますので、興味のある方は是非読んでみてください。
使ってみた感想
エイジング(経年変化)が魅力的
このロールペンケースをプレゼントしてもらって5年経つのですが、このロールペンケースは経年変化が現れやすいと思いました。
手入れの方も当然していたのですが、つやがとてもきれいに出ますし、つかっているうちにシットリとした手触りになります。
また、使っているペンが一緒であるなら「巻き癖」がついてくるので、自分になじんできているなという実感が出て、とても愛着のわくペンケースだなと思いました。
ペンがとりだしやすい
ロールペンケースの特徴でも有りますが、このペンケースは開いた状態にしておくと、ペンがとても取り出しやすいです。
収納しているペンがどこにあるのか全て見えるわけですし、1本1本取り出しやすくしまいやすいのもロールペンケースならではだなと感じます。
通常のファスナータイプのペンケースだと、ついついペンケースの中で漁りながら目的のペンを探してしまいがちだったので、これは大きな違いでした。
しきりがあるからペンが傷つきにくい
ペンをしまうポケットは、ポケットとしてしきられているため、ペン同士がぶつかりあって傷がつくのを防いでくれます。
実際このロールペンケースを使っているときは、ペンに傷がつくことはあまりありませんでした。
ただし収納しているポケット内でペン同士がこすれ合って、傷がつくこともまれにあるようなので注意が必要です。といっても自分はそうならかったのですが…そういう情報もツイッターの方で見かけたので注意してください。
ファスナー式より手間がかかる・場所をとりやすい
ロールペンケースはその特性上、ひもを巻いたりほどいたりする手間がかかります。
急いでいる時なんかは煩わしく感じることがありますので、そういったところに手間を感じてしまうのであればロールペンケースはおすすめしません。
また場所をとってしまうのも難点です。
いちいち丸めるのが億劫だからと広げた状態にしておくというのも手ですが、実際にそうすると思った以上に場所をとってしまいます。机があまり広くない方は注意してください。
この記事で紹介した商品
ステッドラー ロールペンケース
パイロット ジュースアップ
パイロット プレラ 色彩逢い
セーラー プロフェッショナルギア
コメント
すごい経年変化が進んでいますね、私は2020の限定バージョンを購入しました
xz さん
コメントありがとうございます!管理人のハッブルです。
2020限定って確かオイルドレザーだったと記憶しています。
よりしっとりとしていて経年変化が楽しめそうですね!
返信ありがとうございます
革製品のことには,詳しくないんですが
まだ,一年も経ってないのに経年変化ではなくシワがひどいです。
返信ありがとうございます
革製品のことには,詳しくないんですが
まだ,一年も経ってないのに経年変化ではなくシワがひどいです。