メモ帳を手帳代わりに、クッションを枕代わりに、コーヒーカップをティーカップ代わりになど案外代用がきいたりするもんです。
以前このサイトでは「ブックスタンドをPCスタンドとして使えるか」という趣旨の記事を書いたことがありました。
金銭的に難があるときや買うのが面倒なときはこのように他のもので代用してしまいがちな私ですが、今回も似たようなことをしようと思います。
それが無印良品のノートカバーをブックカバーとして使ってみる、です。
新発売のノートカバー
先日無印良品で偶然見つけてその場で即購入してしまったノートカバー。
無印良品らしい風合いながら、お値段500円と少し、という良心的な価格をしています。なんと新発売と言うことで、タイミング良く購入できたなと思いました。
サイズはA5ということで、私は最近持ち歩くようになった無印良品の「裏うつりしにくいダブルリングノート」につけることにしました。
このノートカバーについては記事を書きましたので、気になった方は是非見ていってください。
色は3色展開で、どれも無印良品らしいナチュラルな雰囲気でした
ブックカバーとして代用できないか
ここでふと思ったのが「ブックカバーにできるんじゃね」ということ。
というのも一般にブックカバーというと、どうもメジャーなのが文庫サイズや新書サイズ。それに対して私がよく読んでいる単行本や専門書の多くはA5サイズで、それに見合った商品があまり売られていないのです。
売られていてもその数の少なさや、サイズの大きさから値段が高くなりがち。
うまくいけば追加で購入しようか・・・
検証方法
私がよく読む本のサイズがA5サイズであるとはいえ、その本によって厳密なサイズはまちまちであるため、いくつか試してみる必要があると思いました。
いくつか本を用意してみる
用意した本は背が高くある程度の厚みのある本から、背が低めでそこそこ薄めの本までの計5冊。サイズはA5といっても目測でだいたいA5だろうという具合です。ズボラですみません。。
それぞれはめ込んでみる
この5冊の本をそれぞれ、ノートにカバーをつける要領でかけていきます。
結果
①熱統計力学
今では新訂版が出てしまった岩波の熱統計力学のテキスト。
高さが約22cm、奥行きが15.5cm、厚みが2.5cmほどのサイズとなっています。
その結果は……
なんと大きすぎて無印良品のノートカバーにはまらないという状態になってしまいました。ぎりぎりいけると思ったのですが、あと少しのところではまりませんでした。
まず高さが22cmではギリギリはまらないということがわかりました。
高さ22cmの本が多かったのでこれはショックです
②博士の愛した数式
次は『博士の愛した数式』の単行本です。
サイズは高さ約20cm(20cm弱)、奥行き14.5cm、厚み2.0cmで、ハードカバーです。
その結果は……
ハードカバーははまりませんでした。
というのもノートカバーに差し込むとき、表紙を曲げて入れ込む必要があるのですが、ハードカバーだとその工程を踏むことが出来ないんですね。
実は、これについての話はノートカバーの紹介記事でも書きました。そちらの方が詳しく書いていますので、もうちょい知りたいという方は前回記事を参照にしてみてください。
ということでハードカバーは全般使えないということがわかりました。
③量子論の基礎
お次は清水明さんの『量子論の基礎』です。
サイズは高さ21cm、奥行き約15cm、厚み1.8cmほどのソフトカバーです。
高さは22cm未満でソフトカバーなので入る可能性はあります。さて結果は……
ギリギリはまらなかった様子。
ハマることはハマったのですが、長さが合わなかったようで、写真のように本の表紙がややよれているのがわかります。
これでは閉じませんし、最悪表紙に折り目が付いたり曲がり癖がつきかねません。
④演習力学
先ほどよりも厚みの薄い『演習力学』です。(画像有りませんでした。すみません)
高さ奥行きは先ほどの『量子論の基礎』と同じですが、厚みは約1cmと薄めです。
その結果は……
きれいにハマりました!!
先ほどの『量子論の基礎』は厚みがあったためか、きれいにはまりませんでしたが、こちらは薄い分ピッタリと装着できました。
⑤数学超絶難問
最後は一番サイズの小さい『数学超絶難問』です。
なんとなく結果は見えているのですが、、
余裕のある状態でつけることができました。
ただ、余裕がありすぎてガバガバです。ここまで余裕がありすぎるとむしろ使いにくいのでやはりA5サイズほどの大きさはあった方が良い感じです。
そもそも内径を測ってみた方が良いのではないか?
いちいち本に合わせるのではなく、ノートカバーの内寸を測ってある程度目星をつけて見れば良いことに気づきました
気づくのが遅かったような
横幅は若干余裕をもって見ても31cmといったところ。
縦(本では高さ)はノートカバーの縫い目を考慮すると21.7cmくらいでしょうか。縦に関しては、①の『熱統計力学』が高さが22cmでギリギリ差し込めなかったということから納得がいきますね。
対して横幅についてですが、これは本の方でいうと「表紙の幅+背表紙の幅+裏表紙の幅」が約31cmでないといけないということが考えられます。
さて左側がピッタリと収まった『演習力学』です。ぐるっと巻き尺を巻いてはかってみたところ、「31cm」ジャストでした。
一方、厚みがあったせいかギリギリ収まらなかった『量子論の基礎』(写真右)は、「31.8cm」!
ノートカバーの内寸を考えると、こちらも納得のいく結果となりました。
結論:ブックカバーとして使うには条件が厳しいかも
無印良品の「ジーンズのラベル素材でつくられたノートカバー A5サイズ」をブックカバーとして使うには、本のサイズが「(表紙幅+背表紙幅+裏表紙幅)×(本の高さ)」=「31.3cm×22cm(未満)」以内であることがわかりました。
いちいち調べるのが億劫ですね。
本の高さが22cm未満で、本の奥行きが15cm未満で、本の厚みが1cmほど。
であればだいたいジャストサイズで、ブックカバーとして代用できると思えば大丈夫です。ただそういう本というのは地味に限られてしまうので、無印良品のノートカバーはノートに使うのが良さそうですね。
そうなると餅は餅屋、というように黙ってブックカバーを購入した方が良さげな感じがしてきます。
なるべく安くA5サイズのブックカバーを入手するのであれば、透明ブックカバーなんかが良いと思います。サイズ調節もできるので、自由もききます。
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