夏祭り恋しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今学期ももうすこしで全講義が終わります。課題やレポートテストがどんどんなくなっていくので、読書に充てる時間が増えました。
私は普段読書をするとき使っている、読書における三種の神器があります。
それはしおり、ペン、そして付箋です。ペンは芯ホルダーや0.9mmのシャープペンをマーカー代わりとして使っています。
そこで今回は付箋の使い方を紹介しようと思います。付箋を使うことで充実した読書ライフを送ることが出来ます。
読書をする理由は?
いったん本を読む理由を考えてみる
一度、なぜどんな目的を持って読書をするのか考えてみましょう。
本を読むという理由も色々あると思います。「おもしろそうな小説」「書評を書くため」「自己啓発書など自分を高めるため」など、同じ小説を読むにしろ、娯楽として読むのか文学として読むのかなど振り分けられます。
ほかにも読書感想文の題材として出されたり、先輩や目上の方にすすめられたりなどの理由も挙げられるでしょう。
その本から何かを得たいと決まっている場合
一例として自分を高めようと自己啓発書などを読んだとしましょう。
経験のある方ならよくわかると思うのですが、その1冊のうち「役に立ったな!」「これは使えるぞ!」と思えた情報というのは案外少ないものです。
いやもちろん1冊の本のうち、有益な情報がほとんどだったということもあるでしょう。現に私もその経験はあります。
しかし読んできた本の総数と、有益な情報がほとんどであった本との割合を考えてみると、そのような優良な本というのはやはり少ないのです。
限りある時間の中、特に無益な情報を仕入れても時間の無駄です。その無駄を省くために速読などの技術を用いると効果的なのですが、それはまた別の機会に。
ほしかった情報が少なかった本を再読しようと思ったときに、また目次なりなんなりと1から本を読み返すのもまだ無駄があるように感じてしまいます。そこで役立つのが付箋なんですね。
付箋はインデックスの役割をしてくれる
ここまで話を進めるとどのように使えるのかおおよそ想像が付いてしまったと思いますが、付箋というのは「しおりやインデックスとしての役割」を果たしてくれるのです。
たいていしおりは1枚の大きめな紙などを使うのが一般的ですが、これをインデックスとして使うのは明らかに不適ですよね。反対にインデックスシールなどをしおりの代わりに使うこともまずできません。
ところが付箋であればこの2つをいいとこ取り出来てしまうんです。
付箋は読書ノートをつける時にも有用
読書家の中には読書ノーとなるものをつけている方も多いことでしょう。
読書ノートは単に読書記録となること以外にも、読んだ内容を覚えたり、記憶の定着に役立てることが出来ます。私自身、今でも難しい本を読んだときは読書ノートをつけて、内容を整理しています。
経験則ではありますが、これをつけるとつけないとでは理解度に大きな差が出てきます。独学をするときのノートのまとめ方にも応用できるので一度試してみてほしいです。
読書ノートの記事はのちに書く予定です。
再読にも便利
前述の通り、付箋は再読をする際にも力を発揮します。
本の内容を理解するには、1度熟読するよりも複数回読んだ方が理解度も知識の定着の仕方もよろしいです。しかし、また最初から読み返すというのもまたヘビーなことです。
本によってはそういう読み方をしますが、多くの場合は気になる箇所や、覚えておきたい箇所に付箋をつけておいて時間をおいてその場所を見返すという読み方が非常に効率的です。
おすすめの付箋
私のおすすめする付箋はポストイットのジョーブ、フィルム付箋です。
この付箋がなんとも使いやすく、読書に持ってこいなんです!
特徴① 取り出しやすい
これまでの付箋との大きな違いではないでしょうか。この付箋は1枚1枚を確実に取り出すことが出来ます。従来のは1枚剥がすだけでもどうしても手間取りがちでした。
しかし、この付箋はティッシュの要領で1枚1枚簡単に取り出すことが出来ます。
読書中に「あっ、ここマークしておこう」と思い立って、付箋を貼ろうという場面。皆さんは良くあると思います。このときこの付箋は付箋を取り出して、貼るという作業が片手で出来ます。
いちいち本を置いて、また開いてという手間がなくなるだけでも読書への集中力が途切れなくなります。
特徴② フィルムだから濡れにくい、破れにくい
紙で出来た付箋だと、飛び出てしまった部分がくちゃくちゃになったり、いつのまにか千切れていたり、はたまたぬれてしまっていたりとアクシデント多めです。
フィルム式であれば、これらの問題は解決されます。
ただしデメリットがありまして、紙の時と違って鉛筆やシャープペンで付箋に書き込むということができなくなってしまいます。これは付箋としては欠点となりますが、今回の使い方としてはあまり大きな影響は出ないので、私はあまり気にしてはいません。
特徴③ 透明で字が隠れない
すべてに色が付いているのではなく、下半分は無色透明になっているのがこの付箋の特徴です。こうすると付箋を貼ったときに、文章にかぶってしまっても隠れてしまうことがありません。
それだけではなく、付箋を単にページに貼るのではなく、この付箋自体の細さを生かして文章に重ねて張ることが出来ます。
もちろん文章は隠れませんし、気になる文章にピンポイントでインデックスをつけることが出来るのです。
気になる内容などがあって、せっかく付箋を貼ったのに肝心の場所がわからないなど、なんで付箋を貼ったのかを忘れてしまうことがまずなくなります。ちょっとしたことではありますが、意外に役立つのです。
具体的な使い方
①まずは本を熟読するのではなく、通読することを目標にする
まずは大雑把でも良いので本を読み切ることを考えましょう。一字一字丁寧に読もうとしなくても大丈夫です。まずは通読。流し読みでもかまいません。
目次を見て気になる箇所だけを読むのでも良いでしょう。
②気になるところがあれば付箋を貼る
そうして読んでいく中で気になる箇所があればすぐ付箋を貼りましょう。
そのときのポイントは以下で説明します。
③ページや章全体、もしくは段落や文章にインデックスをつける
もしその気になる箇所というのが、章全体やページ全体であれば、上の写真のように付箋を貼ります。横書きの本なら縦方向に、縦書きの本なら横方向に付箋が飛び出すようにして貼ります。
もし気になる箇所が段落や、文章であるならば、この付箋の良さを生かした貼り方をします。気になる段落、文章にかかるように付箋を貼ります。
そうすると、横書きの本なら横方向に、縦書きの本なら縦方向に付箋が飛び出します。
このように範囲の広さで貼る方向を分けることで、見返すときになぜ自分が付箋を貼ったのか忘れなくなります。
横に張っているなら「そういえばここのテーマよくわからなかった」と思いますし、
縦に貼っているなら「ここの台詞印象に残ったんだった」と思い出すことが出来ます。付箋を貼ったのにいざ見返したときに、この辺なんかあったか?となってしまうのを防ぐことが出来るのです。
まとめ
今回紹介した方法は、再読したりのちに本を見返すという前提での、付箋の活用方法を紹介しました。あくまで一例なのでほかにも色々な活用方法があると思います。
なんにせよみなさんそれぞれに合う方法や目的に合った方法を使って、読書ライフを充実させていただけたらなと思います。
この記事がどなたかの参考になっていれば嬉しい限りです。
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