紫外線に苦しむ今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
書斎机にハイデスクを採用している方には必須のアイテム、書斎椅子もしくはワークチェアです。最近だとスタンディングデスクなんてものも販売されていますが、値段が値段なので未だ一般的な机を使用している方の方が多いでしょう。
私は実家にいたとき学習机と付属の椅子を使っていました。引っ越しするに当たって机を持って行きたかったのですが、こちらの事情で断念。椅子はというとすでにクッションがへたれてしまって、地の金具が浮き出ているほどになっていたため諦めました。
しかし、バイトにバイトを重ねて懐に余裕を持った私は大きい買い物をすることにしました。家にいるときも基本的に机に向かっているので、椅子にはこだわろうと思っていたからです。
私が目をつけていたのは、ニトリのワークチェア。実家でも現在のアパートでも最寄りの家具屋さんがニトリしかなかったため、実際に座ってみて購入品を決めると言うことができるのがニトリしかなかったわけですが、一人暮らしを始める前から目をつけていったのが、「デュオレハイ」というワークチェアでした。
今回はニトリのデュオレハイを紹介します。見た目からは想像できないくらいに座り心地が良かったので、是非最後までご覧ください。
外観
ぱっと見の印象は「異形な感じ」「奇抜」というのが正直なものでした。
まず背もたれに目が行きまして、「何だこの形?」
次にアームレストに目が行って、「何だこの形?」と思ったわけです。
商品説明には「人間工学に基づいた~…」という文句があったのですが、だからと言って座り心地が良いとはならないでしょう。と思っていました。
まぁ、とびきり座り心地が良かったのですが。
特徴
背もたれ:身体を包んでくれる
まずはこの背もたれ。この背もたれが座り心地のパラメータの多くを振っていると言っても過言ではないでしょう。
この背もたれは左右に動くようになっていて、座った人の背中の湾曲に沿うように動き、体を包み込んでくれるのです。まったくよくできたものです。
この部分のクッションというのがまたよくて、ほどよい固さでもたれ掛かっても背中が痛くならないし、柔らかいわけでもないから耐久性の方も安心できます。
立体的な座面:前屈みでも座り心地が良い理由
背もたれの次に座り心地の良さを生み出してくれるのが、この座面です。よく見ると中央付近がやや盛り上がっています。
こうしてくれるおかげで、ちょうど太ももの形にあったようになり座り心地がよくなっているのです。
勉強しているときやパソコンを使うときは、やや前傾姿勢になるので背もたれは普段より使わないわけです。しかしそれにもかかわらず座り心地が良いのはこの座面のおかげでしょう。
実際、前屈みになると椅子に触れている体の部分は、「太もも」「お尻」「腰」の3つで背中はあまり触れていません。この3つをうまく支えてもらうだけで快適な座り心地を生むことが出来るんですね。
ロッキング機能:思っていたよりも気にならない
ロッキング機能は標準搭載という形になっていますので、ロッキングのON⇔OFFを切り替えたりすることは出来ません。
ちなみに私はこのロッキング機能は初めてなのですが、普段使用していて気になることはありません。むしろうまい具合に動いてくれるので、常に良い姿勢でいられるというか体が落ち着くポジションにいられます。
三脚などを持ち合わせていないため、うまい具合に写真を撮ることが出来なかったのですが、ロッキングの振れ幅はだいたい写真の通りです。なんならもうちょっと後ろまで倒れます。
勉強やブログの休憩にロッキングを使ってユラユラと揺れながらくつろぐのが良い息抜きになります。全体重を乗せてしまえば、そのまま昼寝をすることだってできます。
座面昇降可能
デスクワークをする方であれば座面昇降機能は必須だと思います。デュオレハイももちろん座面昇降機能が付いているのですが、これといって特徴的なポイントはありません。
しかし数千円で買えるようなワークチェアよりも、上下させるときなめらかに座面が動いてくれます。
ヘッドレスト:小休憩に
ヘッドレスト不要論もありますが、私はヘッドレストがあった方が良いと思ったいます。ワークチェアの使い方や使用目的によってヘッドレストの有無は変わってくるのですが、休憩をするときも書斎椅子を使う方であればヘッドレストをおすすめします。
椅子の構造上、正しい姿勢で座っているときや机に向かっているときはヘッドレストに頭が当たることはありません。しかし体を椅子にあずけると良い具合に頭(私の場合は首元)にフィットして休むことが出来ます。
このヘッドレストは取り外し可能になっていますので、不要だという方は撮った状態で使用することが出来ます。私はヘッドレストをつけた状態で使用しています。
このデュオレハイはヘッドレストの微調整が出来ないので注意してください。デュオレハイの上位モデルのデュオレハイDXはヘッドレストとアームレストの微調整が出来ますので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
フック付き:案外恩恵を受けることが多い
細かい部分ではありますが、背もたれの裏側には小さなフックが付いています。夏場なんかは基本的に家にいて、スーパーに行くときだけちゃんと服を着ている。という私のような人ならこういうフックにお世話になることでしょう。
服以外にも、お風呂上がりにバスタオルを掛けることが出来ます。お風呂上がりはスキンケアをしてドライヤーをかけるわけですから、手に付いた化粧水なんかを拭くために近くにタオルがあった方が良いわけです。
バスタオルはもう濡れているから適当な場所におけないし、肩にかけるとドライヤーをかけるときに邪魔になります。そこで丁度良かったのがこのフックなわけです。
気の利いた仕様だなと思いました。
使ってみた感想
兎にも角にも座り心地が良い
店舗の方で座ってみたのが初めだったのですが、そのときの感動は今でも覚えています。こんな感覚になれる椅子ってあるんだぁって驚きました。
体を後ろからゆったりと支えてくれる感覚。
机に向かってやや前屈みになっているときでも腰と太ももが椅子にフィットしていて、安定感がある。これまで格安の椅子にしか座ったことがなかった私にとって良い経験でもありました。
長時間座っているのが苦じゃない
実家で使っていた学習机に付属していた椅子しかり、市立図書館、学校の図書館しかりでどの椅子も長時間使っていると疲れがたまるものが多かったです。
図書館の椅子などは高さ調節できないタイプの椅子だったのでまだ割り切ることが出来たのですが、家の椅子は座面も背もたれも固くて長時間座っていられるものではありませんでした。
ところがこのデュオレハイは長時間座っていられます。デュオレハイのおかげでこの自粛期間も大量のレポートをこなしつつブログを書けたと言っても過言ではないかと。
家の中では間違いなくベッドの次にいる時間が長いのが椅子なので、それも本業をこなす際に使っていたのですから、それなりの金額を払った価値は十分にあったなと思っています。
おまけ:この椅子との出会い
この椅子に始めて出会ったのは、私がまた高校生の時で、ニトリの店舗で見つけました。私の実家は田んぼに囲まれたような地方に位置するのですが、地方特有の郊外にショッピングセンターが並んでいるような場所。
それが中学の時に出来たので、自転車を40~50分走らせて、暇を見つけては足繁く通っていました。
主たる目的は東北の、限られた場所にしかない大きな本屋さんだったのですが、当時から書斎に興味があったしインテリアも好きだったので、ニトリにも寄っていました。
そのときワークチェアのコーナでこの椅子を見つけて「面白い椅子だな」と思いながら座ってみたんです。そうしたらまぁビックリ。座ったその瞬間身体が包まれる感覚。
太もも、腰、背中、首、頭。全てがきれいにフィットしていたのです。実家では学習机の椅子を使用していて、すでにクッションがへたれてしまっているような椅子を使用していたので、この感触には感動してしまいました。
その日から金を貯めてこのデュオレハイを買おうと思っていました。大学に入ってバイトを始めお金が徐々にたまり、とうとう購入できた。購入までにはそんな経緯がありました。
関連商品
今回紹介したデュオレハイの上位モデル、『デュオレハイDX』という商品もあります。
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