最近はPCをはじめ電子機器が主流になってきています。
大学の講義なんかももはや黒板を使わずスライドを使ったり、レポートや課題はネット経由で提出。とどんどん文房具を使う機会が減ってきています。
とはいえそれでも筆記具を津閣頻度が高い方はいらっしゃることでしょう。
そんな皆さんはおそらく「なめらかに書けるペン」を使っているのではないでしょうか。ボールペン、もしくはシャープペンシルでしょうか。
ちなみに一番力をかけずになめらかに書くことの出来るペンは万年筆でしょう。毛細管現象を利用した筆記具なので、紙に触れただけでインクがしみこんでくれるのです。しかし万年筆はさすがにハードルが高く感じられるのではないでしょうか。
そこで今回おすすめしたいのが「ローラーボール」です。
ローラーボールとは
ズバリ言うと、水性のボールペンのことです。
日本ではあまりなじみが少なく、海外特に欧米圏ではよく使われている様子。海外のペンのブランドをのぞいてみると、ローラーボールはラインナップにのっています。
万年筆と油性ボールペンのいいとこ取りをしたような感じですね。
ローラーボールのメリット・デメリット
メリット
使い勝手はボールペンやシャープペンシルと大差ないのに、万年筆のような書き心地だというのがローラーボールの大きなメリットでしょう。書き味もサラサラとしているので筆圧をかけなくても筆記できます。
また、その筆記線も濃くハッキリとしているのでノートをとった後に見返しても大変見やすいですよ。
デメリット
一方デメリットの方は万年筆と似た部分があり、にじみや裏移り裏抜けがあげられます。
安いノートや、記入スペースの狭い手帳なんかには向かないかもしれません。
ノートはインクがにじみにくいのを選ぶのがポイントです。
私のおすすめはアピカのCDノートです。
ZOOM505とは
トンボ鉛筆が出してる名品
ZOOM505はあの有名なトンボ鉛筆が手がけているペンで、なんと1986年から作られているロングセラー品なんです。
最近では限定バージョンが出たりもしています。
トンボ100周年記念のなんかはシンプルで良い感じでした。
豊富なラインナップ
- 油性ボールペン
- ローラーボール
- シャープペン
- 多機能ペン
のラインナップがあります。多機能ペンはここ数年に発売されました。
ちなみに油性は0.7mm、ローラーボールは0.5mmの顔料インク、シャープペンは0.5mm、0.9mm、多機能ペンは0.7mmの赤と黒インクで、シャープメカは0.5mmという規格になっています。
外観
私が所有しているローラーボールのカラーはブラウンです。
地元の書店で購入しました。名前は聞いたことあるくらいだったのですが、試し書きをしてみてビックリ。今までにない書き心地で、惚れてしまった記憶があります笑
キャップを閉めたままでのローラーボールの見た目は正直ダサいと思います。多機能ペンやシャープペンは、ノック部分があるせいかわからないけれどまだ格好良いと思いますね。
だけどキャップを外し、尻軸に収めると急に格好良く見えます。まずペン先やグリップ周りがやたらと男らしい感じがするなぁって個人的に思います。
ボディはアルミでできていますが、グリップはラバー製で、このメリハリがいいのかな。それでもクリップは好みではないです(しっかりした作りではある)。
筆記感・筆記線
先に言ったように筆記線はハッキリとしていて見やすいです。書き始めた直後は水っぽくややテラテラしている印象がありますが、割と早い段階で乾くのであまり気にする必要はないかと。
乾いた後もインクは濃くハッキリと残ります。
相性の良いノートやルーズリーフ
こちらもすでに書いたように、インクが水性だと紙質によっては滲んだり、裏移りすることがあります。ここでは数は少ないのですが、私が使ってきたノートやルーズリーフとZOOM505との相性を評価してみようと思います。
一部写真がないものも有りますが、ご容赦ください。
アピカ CDノート
個人的に1番好きなノート。にじみも少ないし、裏抜け・裏移りもほとんど気になりません。このノートについてはホントにお気に入りでオススメできるので、今度別の記事で詳しく紹介します。
ツバメノート
こちらも滲みはほとんどない。裏抜け・裏移りも気にならない。
無印良品 裏うつりしにくいノート
滲み、裏抜けは全くといって良いほどなく、裏移りは気にならないくらい。そのわりにお安い値段で提供してくれてます。コスパ最強。
セリア COLLABORATE
今回は滲みが確認できませんでしたが、以前使っていたときは滲みが現われていました。裏抜けはしないものの、裏移りはするといった感じです。
ダイソー ルーズリーフ(方眼)
滲みはほとんどありません。裏抜けもなく、裏移りもやや気になる程度でしょうか。一般に安い紙だと、薄くなり裏移りしやすくなる傾向にあるのですが、さすがダイソーさんといった感じですね。
ただし、書き心地はあまりよくないです。鉛筆などで書くときは黒鉛の引っかかる感じが際立ち、書いてるなぁって感覚に見舞われるので、鉛筆やシャーペンを使うときはオススメ。
無印良品 ルーズリーフ
裏移りしにくいノートと同じくらいのクオリティだった記憶。無印良品が近場にない環境だったため、そうそう使わなかったため写真とかなかった。
マルマン ルーズリーフ
ルーズリーフはこちらに1番お世話になった。滲み、裏移り、裏抜けほとんどないうえに、とても書きやすかった。白紙のだったり、パッドタイプのも常識の範囲内の価格で売られているため、おすすめできる。
コクヨ コピー用紙
滲みや裏抜けはなかったが、裏移りはした。コピー用紙なので計算のためのメモ用紙くらいの感覚で使うことが多い。もちろんそのときはローラーボール以外のペンを使いがちなので、まぁいいだろうくらいの感想。
替え芯(リフィル)について
油性と違って、消耗が早いので近場に打ってない場合、見つけ次第いくつか買いそろえておくのが賢明だと思う。ネット通販という手もあるので活用するといいのでは。
まとめ
- ローラーボールは万年筆と油性ボールペンのいいとこ取り
- 力を入れずに書ける
- インクの発色が良く、見やすい
- 紙によっては滲んだり、裏移りする
- インクの消費が早い
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