「メモ魔」という言葉があります。私の恋人がまさにそれで、「書かないと忘れてしまうから」と言ってはメモをとっています。
この言葉を知った当初は、実を言うとあまり良い印象を持っていなかったのですが、実際にその姿を目の前にすると、妙にかっこよさを覚えてしまうものでした。
当の自分はというと、そもそも書く行為自体が好きではなく、頭の中で考えてるスピードに書き取る手のスピードが追いつかないのか「書く」のが面倒で煩わしくてしかたありませんでした。
「でした」というだけありまして今ではいくらかましな状態になっています。そうなったきっかけを作ってくれたのが、コクヨの測量野帳というアイテムです。
高校の時大学受験の際にとても役に立ってくれました。野帳のおかげで「書く」ことは未だに得意ではありませんが、「メモをとる」という重要性には気づくことが出来ました。
今回は、そんな勉強や日々の生活で役に立つ測量野帳の紹介と、その活用法を3つ紹介します。
測量野帳とは
まず測量野帳とはなにか。
測量野帳は元々、測量業務に携わる方の意見を参考につくられた製図用品の一つで、屋外でも使いやすいように工夫の凝らされているのが特徴的です。
具体的には
- ハードカバーで耐久性がある
- ハードカバーで立ったまま筆記しやすい
- 測量方法に適した罫線を採用している
- 作業用のポケットに収まるサイズ
といった特徴が有ります。
野帳の特徴3つ
メモ帳やミニサイズのノートなどはちまたに溢れているというのに、それでも測量野帳を推すのですから何かしら特徴があるここと思うでしょう。
まずは野帳ならではといってもいいくらいの特徴3つ紹介します。
ハードカバーでコンパクトなサイズ
個人的にこれなしに野帳を語ることは出来ないだろうと思います。なんといってもこのハードカバーがあるから普通のメモ帳よりもいいんです。
元々屋外での作業やフィールドワーク用に作られたと言われているくらいですから、立ったままでも書き込みができるんですね。それに雨が降ってもこのカバーならフニャフニャになりにくいし、中の方までガッツリしみません[1]私の経験によるものなのでもしかしたらひどく濡れたりするかもしれません。
また野外用を想定して作られたということで、コンパクトで丁度良いサイズ感をしています。
ポケットにも収まりやすくハードカバーなので突っかかったりせずスムーズに取り出すことができるのも魅力的です。
開きやすい
先ほどは屋外や、立った状態でも書きやすいということを言いましたが、もちろん座った状態や机上でも力を発揮できるのが野帳なんです。
写真のようにページを180°ガバッと広げることが出来ます。
そして注目してほしいのが、写真で開いているページは真ん中らへんではなく、だいぶ序盤のページであるということです。大抵は真ん中くらいになると開きやすくなるのですが、端の方では中途半端になってしまいます。
でも測量野帳はどのページであってもうまい具合に開いてくれます。野帳に書いたメモを参考にノートをとったり、タイピングするというのが容易に出来ます。
滲みにくく、裏移りしにくい
個人的にとても気に入っているポイントです。万年筆やローラーボール(水性ペン)を常用する私にとって、ノートにインクが滲んだり裏移りするというのはそれなりにストレスです。
ただでさえメモ帳にメモするとなると大体は走り書きや殴り書きになって雑な文字になってしまうのに、インクが滲んでしまった日にはもうたまったもんじゃないですよね。
しかし、測量野帳の紙質は水性との相性が良好のようで、ほとんどにじんだりすることがありません。もちろん鉛筆やボールペンでもサラサラッと快適に書くことが出来るので測量野帳はオールラウンダーと言えるでしょう。
加圧式のボールペンとも相性が良さそうですね。
活用法3つ
それでは測量野帳の活用の仕方について書いていこうと思います。すでに野帳を使われてる方でも「その発想はなかったな」なんて思ってもらえると嬉しい限りです。
野帳の使い方はとても多くあり、使う人一人一人異なってきますので、自分が取り入れてみたいなと思うものはどんどん取り入れていくと良いでしょう。
勉強、暗記、テスト前の確認に
これは学生さんにとてもおすすめしたい使い方です。特に語学学習の暗記に最適なんです。電車の中でたった状態でも使えますし、書き込みも出来ます。
冬場は信号待ちのタイミングでポケットからスッと出して、内容を確認する。なんてこともできます。(自分がそうしてた)
悪い使い方だと、全校集会の時も制服のポケットに忍ばせておいて、しれっと勉強するなんてこともできます。(そうしてた)
これは自分のジャケットの内ポケットに野帳を入れてみたところです。見ての通りきれいに内ポケットにスッポリと隠れてしまいます。ハードカバーなのでちょっとやそっとのことじゃ折れ曲がったりしないので安心です。
制服がブレザーならもちろん、学ランでも大丈夫です。学ランだと内ポケットは使いづらいので表のポケットに収めるのが現実的でしょうか。
携帯性と書きやすさはとにかく優れています。
語学やら暗記やらというと、理系に使い道はないんかと思われるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。
この写真は私が学部2年生のときのメモです。定理や公式の証明をメモっておいてテスト前に流れを確認することができます。
その他にも公式専用に野帳を使ったり、疑問に思ったことをまとめる専用のノートとしても活用することが出来ます。本当に勉強にはもってこいです。
ちょっとしたメモ、アイデア帳に
- 買い物リスト
- 欲しいものリスト
- アイデア帳
- ネタ帳
- 模様替えの構想
- DIYの設計図
など、メモに使うにしろ様々な用途が考えられます。日々の諸々としたものから、野帳のマス目を生かして設計図や見取り図を書くのも良いでしょう。
私も引っ越しの時に台所に設置するコンロの大きさや、カーテンの大きさを測るとき、ベッドの置く場所を決めるときなんかに使いました。
使わなくても模様替えなどはできますが、あるとないとでは無駄なく作業が進むので楽しくなってきます。
スケジュール帳や日記
ポケットからすぐ取り出せる、すぐ書き込みができるというメリットを活かしてスケジュール帳として使うという方法があります。
しかしなんと、測量野帳のスケジュール帳も存在します。が、これは中々良いお値段がします。通常の野帳が200円でおつりが返ってくるくらいなのに対し、ダイアリーは1200円以上しました。それを考えると自分で日付を振った方が安くあがりそうです。
僕の友人だと野帳を夢日記として使うという活用法をしている人がいて、起きたらすぐ枕元で書き込めるんだとか。日記という使い方も出来ると思うのですが、夢日記というのは面白い発想だなと思いました。
ハードカバーゆえ立ったまま使えるという特長を活かして、枕元で寝っ転がった状態でも使おうという発想はお見事ですね。
スケジュール帳については記事を書きましたので、興味のある方は是非のぞいてみてください。
まとめ
野鳥の特徴
- ハードカバーでコンパクト
- 開きやすい
- 滲みにくく裏写りしにくい
野帳の活用法
- 勉強や暗記物に
- 日々のメモ、アイデア帳に
- スケジュール帳や日記に
自分が実践した中でもこれだけの使い方がありました。他にももっと面白い使い方があることと思います。私の記事が誰かの参考になれたら幸いです。
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